2017年1月29日日曜日

<台湾報道>海洋生物はパフォーマンスを強制されている。専門家は「子どもに嘘を教えないで」。

(2017年01月29日 騰訊視頻のニュースより)
 大陸では動物保護意識が高まっているが、各地では時に動物園の動物虐待事件も起こっている。
アメリカの海洋哺乳類専門家であるNaomi Roseは最近、大陸ネットメディアと共同で動画を撮影し、関心を集めるために海洋生物のパフォーマンスを利用している問題についてとりあげ、大陸の水族館の情況が甚だしく劣悪であることを鋭く指摘。
子どもたちが見るショーの楽しさは、全て動物たちの苦痛の上に成り立っているということを高らかに呼びかけた。
「嘘で子ども達を惑わせないで!」
 
 Naomi Roseは長年、各地の水族館のパフォーマンスに注目しており、近年、大陸では水族館の開園がますます増えているが、全ての産業が「嘘の上に成立している」ことに気づいたという。
動物たちに不自然なことを強制し、子どもの動物に対する正しい理解を阻害するもの以外の何ものでもないため、ひどくは違法捕獲を蔓延させる恐れもある。
彼女は現代ではスクリーン投影やVR技術も成熟しているため、これまでよりもっと正確に関連知識を教えることができると呼びかけている。

 彼女はかつてこのようにも指摘している。
人工飼育環境ではクジラやイルカなどの複雑な生理や行動欲求を満足させることは不可能であり、クジラやイルカなどの知能が高い動物については人工飼育自体が非常に非人道的な虐待であると考えている。
自然環境下では、クジラやイルカは毎日、平均して40~150kmを泳ぎ、その速度は平均時速5~30km、潜水深度は10~300mに達するという。
 ただ、大陸の水族館の飼育プールは、平均してその水深が6m、幅が5m、長さが20mであり、クジラやイルカの自然行動を著しく抑圧している。

 このほか、水族館の展示プールは造型にバリエーションがなく、ほぼ何の地形も反映されていない。多くの飼育プールは古く不整備で、プールには物や動物の糞便などが浮遊している。
クジラやイルカは粗末な生活環境の中で、つまらなくただただ自然行動を見せるしかなく、絶えず金属柵や飼育プールのコンクリート壁を「噛む」ことしかできず、そのせいで動物たちの歯はボロボロになり、健康問題をも引き起こしている。 


以下、管理人
これまで、北京や上海、地方の動物園や水族館に何度も行ったことがありますが、やはり動物の飼育管理については疑問符がつくところがあります。
特に記事で取り上げられた海洋動物については、改善すべきところが多々あります。
まあ、中国の動物愛護意識も日進月歩で高まってはいるので、徐々に良くなるとは思いますが。

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